青空文庫より
2学期もあと3日となりました。早いもので今年もあと少しで終わりとなります。学び残しががったらしっかりと今学期中、または冬休みに復習しましょう。
さて、久しぶりに青空文庫より詩をいくつかご紹介します。明治、大正期の詩人、児童文学者山村暮鳥の詩です。
『おや雀』
山村暮鳥
おや雀(すずめ)
おや雀
もう日が暮(く)れる
くらくなる
日がくれて
くらくなつたら
どうしよう
何処(どこ)に行かう
ぼつちやん
わたしの巣をかへせ
子どもをかへせ
『手ぶくろ』
山村暮鳥
あたしの
手套(てぶくろ)
桔梗色(ききやういろ)→ききょういろ
雪のふる日は
おもひだす→おもいだす
なくした
一つの
手ぶくろよ
のこつた→のこった
一つの
てぶくろよ
むかしの文は、今の文と少し違うところもありますね。冬休みにはいろいろと探して読んでみるのも楽しいと思います。
青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/