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読書の秋です

台風13号も過ぎ去り、穏やかな秋晴れが広がっています。さわやかな風も吹き始めました。

秋といえば読書の秋。芝富士っ子も朝から静かに読書にいそしんでいます。

【ことば】なぜ読書の秋と言われるようになったのか

読書の秋とは、暑い夏が過ぎ涼しくなった秋に、その過ごしやすさを表すために使われることが多いです。由来はというと、およそ8世紀頃、唐王朝の時代に活躍した中国の韓愈(かんゆ)という詩人が、自著「符読書城南詩」の中に記した、「時秋積雨霽 新涼入郊墟 燈火稍可親 簡編可卷舒」(秋になり、長雨が終わって空も晴れ、涼しさが丘陵にも来ている。ようやく夜の灯に親しみながら書物を広げられることができるようになった。)という詩からきているといわれています。

この詩を、『坊ちゃん』『吾輩は猫である』で有名な松山の文豪、夏目漱石が1908年に発表した『三四郎』という小説のなかで引用したことで、秋は読書をする!というイメージが一気に広まり、「読書の秋」という言葉が定着した、という説が有力となっています。(所説あり)

夜が長くなって本と親しみやすい季節です。みなさんも一冊ぜひ手に取って読んでみてはいかがでしょうか。