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2023年10月の記事一覧

朝会の話題から

今日は朝会がありました。校長先生のお話の中でも、心の栄養になります、読書をしましょうというお話がありました。今日は青空文庫から、夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭部分を紹介します。

 

吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだない。
 どこで生れたかとんと見当(けんとう)がつかぬ。何でも薄暗(うすぐら)いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶(きおく)している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生(しょせい)という 人間中で一番獰悪(どうあく)な種族(しゅぞく)であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕(つか)まえて煮(に)て食うという話である。

しかしその当時は何という考もなかったから別段(べつだん)恐(おそろ)しいとも思わなかった。ただ彼の掌(てのひら)に載(の)せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始みはじめであろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。

第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶(やかん)だ…

続きはぜひ図書室で借りてよんでみてください。

青空文庫 https://www.aozora.gr.jp

秋の雨

今日は久しぶりに夜半からの雨に、秋の雨の呼び方を調べてみました。

 

秋の雨だけでもかなりたくさんの呼び方があるようで、代表的なものだけでも

 

秋雨(あきさめ)しゅうう、とも呼ばれます。秋に降る冷たい雨です。秋雨前線は、夏から秋へ移り変わる頃に現れ始めます。
冷雨(れいう)冷えびえと降る晩秋(ばんしゅう)の雨です。
伊勢清めの雨(いせのきよめのあめ)宮中行事の神嘗祭が執り行われる、陰暦9月17日の翌日に、祭祀(さいし)の後を清める雨。
霧雨(きりさめ)霧のように細かい雨。気象学では、直径0.5mm以下の雨粒の大きさの雨のこととされています。春に降ると小糠雨と呼ばれます。
秋湿り(あきしめり)秋の長雨のこと。
秋霖(しゅうりん)こちらも秋に長く降り続く雨のことです。

同じ雨でもたくさんの呼び方がありますね。夏や春も調べてみても面白いと思います。

 

【今日は何の日】

〇世界動物の日

動物の守護聖人(しゅごせいじん)であるアッシジのフランチェスコの聖名祝日で、動物愛護・動物保護のための世界的な記念日だそうです。

クイズです

理科からクイズです。高学年のみなさん、できるかな?

 

1.外だけでなく、うちの中でもよく網を張り、その網でえものを捕まえるクモですが、自分では糸に引っかかることはありません。さて、それはなぜでしょう?


A 足がぬるぬるしていてすべるから


B 実はくっつかない糸を出しているから


C 自分では実は糸の上を歩かないから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解
B 実はくっつかない糸を出しているから


実はクモは、縦の糸と横の糸の2種類をお尻から出しています。

横の糸は、ベタベタしていて、くっつく性質を持っていますが、縦の糸は、くっつける力がありません。
クモは横の糸を避(さ)けて歩くため、くっつかないのですが、近くに獲物が引っかかっても一度中心に戻ってからでないと、その場にいくことができません。

 

 

 

 

2.ある日、校庭でダンゴムシをつかまえてきました。ダンボールで迷路をつくって、ダンゴムシをよーいどんでゴールまでたどり着かせるには、どういう迷路を作れば良いでしょう?


A 右にしか曲がらないルート

B 左右順番に曲がるルート

C 左にしか曲がらないルート

 

 

 

 

 

 

正解
B 左右順番に曲がるルート
ダンゴムシは、左右交互に曲がって進むという性質の性質の「交替性転向反応」を持っています。これは「右に曲がった後は左に、左に曲がった後は右に曲がる」という動きのことですが、
距離が長くなると一度リセットされることもあるようです。

 

 

3.空気を入れた袋を密閉(みっぺい)し、上空に持っていくと袋は膨(ふく)らみます。では、水深が深くなるところに袋を持っていくと、水面と比べて袋はどうなるでしょう?


A 大きくなる
B 変わらない
C しぼむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C しぼむ
例えば、水深5mのプールの中に袋を沈めると、水面の時と比べて小さくなります。
これは、水の中では水圧と重さによって中の空気が押し出されるからです。
10m深くなるごとに水圧が約1気圧あがり、水深1万m以上のマリアナ海溝では、水面の1000倍に達するそうですよ。

 

さて、いくつできたかな?