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2023年12月の記事一覧

今日は何の日

今日は『冬至』にあたります。冬至の日付けは年によって違い、今年は本日だそうです。

北半球では太陽の高さが一年で最も低くなる日で、一年中で最も昼(日の出から日没まで)が短くなり、夜が最も長くなる日です。江戸時代の暦(こよみ)の解説書である、『こよみ便覧(べんらん)』では、「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説明されています。

また、昔から冬至の日に柚子湯(ゆずゆ)に入ると風邪をひかずに冬を越せると言われています。

柚子(ゆず)=「融通(ゆうづう)」がきく、冬至=「湯治(とうじ)」。こうした語呂合せから、冬至の日にゆず湯に入ると思われていますが、もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊(みそぎ)だったと考えられています。昔は毎日はお風呂に入りませんでしたから、特別な日である冬至の日にいつもと違うお風呂に入っていたというのもうなずけますね。冬が旬(しゅん)の柚子は香りも強く、強い香りのもとにはわるいことがおこらないという考えもありました。端午(たんご)の節句の菖蒲湯(しょうぶゆ)も同様の考えかたからきています。

また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているそうです。